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気ままに写真とかを公開してく日記。
Posted by - 2024.04.30,Tue
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Posted by Nnz - 2008.03.20,Thu
 IMG_1211.jpg
 生まれてはじめて、同人モノというモノを買いました。その名も「コープスパーティーブラッドカバー1・2」 元は、
PC-98時代に祁答院慎氏らによってRPGツクールで製作され、第2回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテストのゲームツクール部門で最優秀賞を受賞した学園ホラーアドベンチャーゲーム「コープスパーティー」。これをリメイクし、10年の時を経て「ブラッドカバー」(血まみれ)版として帰ってきたのが本ゲーム。 

その昔、映画を原作としてカプコンから発売されたファミコンのホラー
RPGゲーム「スウィートホーム」をご存知の方なら、舞台を間宮邸から学校に、登場人物を取材班から学生に置き換えたものと思っていただければイメージをつかみやすいと思います。このゲーム自体、スウィートホームから大きな影響を受けてるそうですし。最近のものに当てはめると…SIRENとかクロックタワー、といったところでしょうか。

7.png ―
文化祭終了後、後片付けのため夜遅くまで学校に残っていた生徒達。今日の文化祭を最後に転校してしまう友達を祝い、みんないつまでも友達でいられるように」と「幸せのサチコさん」というおまじないをはじめたのだが―どう見ても呪いの儀式です。本当にありがとうございました。それをきっかけとして学校の過去の忌まわしき記憶を呼び起こしてしまい、生徒達は異空間の学校へ閉じ込められてしまう。9人の生徒達の運命は―

 このブラッドカバー1・2にはチャプター1・2が収録されており、チャプター1では事実上のヒロインである「中島直美」とその親友である「篠原世以子」が中心となって、チャプター2では新任教員の「宍戸結衣」に学級委員長の「篠崎あゆみ」、不良少年の「岸沼良樹」が中心となってこの異空間から脱出しようと校内を探索します。とここまで書いたけど
4Gamersのレビューと被ってることに気付き涙目。こういうのはよく被ります。

まあそれはともかくとして。
10-.png
 直接的な、いわゆる「ゴア表現」も盛り込まれていますが、このゲームは例えばゾンビが突然窓を割って入ってくるような「動的な恐さ」ではなく、もっと人間の根本的なモノに訴えかける「静的な恐さ」が特徴的。テキストもそうだし、前述のゴア表現にしても、ドット絵だからこそ余計に想像力を掻き立てられて気持ち悪い、のだと思います。(褒め言葉です)エンドの大半は悲惨で後味の悪い終わり方をしますし。音楽の切り替え、効果音の使い方も良く静的な恐怖と動的な恐怖の合わせ技。登場人物やプレイヤーを精神的に追い詰めてくれます。音消すのもったいないです。私は夜中の2時に電気を消してヘッドホン付けてやりました。死ねました。どこぞの10歳の天才女子高校生が「わたしはそういうすぷらったなはなしはだめです」ということを言っていましたが、彼女のようなタイプの人にはこのゲームは結構きついのではないか、と思います。

1-.PNG もう一つの肝は極限状態での「登場人物の心理描写」、登場人物はそれぞれいろんな思いを持って行動しています。時には目を覆いたくなるような愛憎劇が繰り広げられることも。しかし「ほら人間の方が恐いんだ」「だから人間は」…というそうした単純な「人間悪論」に陥ることなく、単純に奇麗事を並べて人間賛美になるわけでもなく。極限状態だからこその人間の弱いところ、強いところ、全部含めて等身大の人間のありのままを書くからこそ、だからこそ人間ってのは面白く、そして「愛しいのだ」と、そう感じさせられる。それが私が思うこのゲームの一番の魅力だと思ってます。褒めすぎかもしれませんが。あとは前作では「妹萌え」…なんてのもありましたが、ここでは多くは語らないことにしましょう。

seiko.PNG いくつか気になる点もあります。一つは擬音もメッセージウィンドウに盛り込んでること。ガシャーンとかパリーンとか、こういうテキストでの擬音の使用は正直「ご法度」だと思います。例えば恐怖で震える場面、「歯がかちかちと歯をたてるほど、全身が震える恐怖に包まれた経験なんて生まれてはじめてだったから」~「ただ静寂が苦しい」こういう文章が書けるのに(OP直美)、同じ震えてる場面でも別ではただ「ガクガクブルブル」で済ませているのはもったいない。あとはメッセージのピロピロ音・決定音。音楽・SEの演出は良いのだからその辺は無くてもいいんじゃないかなあと思いました。初代ではメッセージは無音でしたし。これらは、特に私のような初代から好きっていう「懐古厨」なプレイヤーにはとっては好き嫌いがかなり別れるかもしれません。そして一番は今のところ「TrueEnd=太い一本道、しか存在せず、それ以外は「WrongEnd=間違ったエンドであり「BAD End」ではないこと。チャプター分けな以上仕方ないかもしれませんが、全員生還エンドも一人だけ生還エンドも見たい。これはこれからに期待といったところでしょうか。もっとも、もしかしたら製作陣はその辺とっくにお見通しで既に伏線を張ってるのかもしれません。

 何はともあれ、自分が好きなゲームであることにはなんら変わりは無くホラーゲーム好きにはおすすめのゲームです。iアプリ版ならチャプター4まではフリーでダウンロードできます。初代のツクール版のものはアスキーのサイト等でフリーソフトとして公開されています。10年以上前のソフトということで最近のものと比べると見劣りするのは仕方ないとは思いますが、やってみても損はないのでは、と思います。恐いのいやー!プレイいやー!な方はニコニコ動画にアップされていた動画を見てみるのもいいかも。ニコニコで見ればそれほど恐くは無いですよ。でも、やっぱり自分でプレイするのに比べると動画サイトで見るのは勿体無いかも。

初代ツクール版


ブラッドカバー版


とりあえず祁答院氏は最初の「け」に「点々」をつけたほうがいいと思いました(褒め言葉です)
あと自分は世以子が一番好きです。


関係リンク
 コープスパーティー公式サイト「天神小学校」
  http://www.gris2.com/~corpse/
 4gamers: インディーズゲームの小部屋:Room#33「コープスパーティー・ブラッドカバー」
  http://www.4gamer.net/games/040/G004096/20080314004/
 ツクールモバイル(携帯版のダウンロード)
  http://www.famitsu.com/freegame/mobile/index.html 
 アスキーAコン(紹介・ツクール版ダウンロード)
  http://www.enterbrain.co.jp/gamecon/a_con2.html

 

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写真撮影やドライブが好き。
気ままに出かけては撮影してます。

機材 Canon EOS40D
EF50mm F1.8 II
EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM
EF70-210mm F3.5-4.5 USM

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